包茎手術の費用相場を知りたい方へ
包茎手術を検討する際に、多くの方がまず気になるのは「費用」ではないでしょうか。インターネットで検索すると、同じ手術でもクリニックによって料金が大きく異なり、どこを選べばよいのか悩んでしまいます。
包茎手術の費用は、大きく分けて以下の要素によって変動します:
- 包茎の種類(仮性包茎・真性包茎・嵌頓包茎など)
- 選択する手術法(環状切開術・亀頭直下法・切らない包茎手術など)
- クリニックの立地や規模
- 保険適用の可否
本記事では、包茎手術の費用相場を詳しく解説し、人気の6クリニックの料金を徹底比較します。これから包茎手術を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
包茎の種類別に見る手術費用の相場
包茎手術の費用は、まず包茎の種類によって大きく異なります。一般的な相場を見ていきましょう。
仮性包茎の手術費用相場
仮性包茎とは、普段は亀頭(陰茎先端)が包皮に覆われていますが、自分で皮を剥くことで亀頭を露出できる状態です。手術の難易度が比較的低いため、費用も抑えめになります。
仮性包茎の手術費用相場:3〜10万円
多くのクリニックでは、仮性包茎の基本的な手術(環状切開術など)を5〜8万円程度で提供しています。ただし、美容的な仕上がりにこだわるデザイン手術などを選択すると10万円を超える場合もあります。
真性包茎の手術費用相場
真性包茎は、包皮口が狭く自分で皮を剥いても亀頭を露出できない状態です。手術の難易度が上がるため、費用も高くなります。
真性包茎の手術費用相場:5〜15万円
真性包茎の手術では、包皮口の狭窄を解除する処置が必要となるため、仮性包茎よりも費用が高くなります。基本的な手術で8〜10万円、美容的な仕上がりを重視する手術だと15万円前後が相場です。
嵌頓(カントン)包茎の手術費用相場
嵌頓包茎は、一度剥いた包皮が戻せなくなった状態で、緊急性の高い症状です。より複雑な処置が必要となるため、費用も高くなります。
嵌頓包茎の手術費用相場:8〜20万円
緊急処置を含む場合は10万円以上かかることが一般的で、高度な技術を要する場合には20万円近くになることもあります。症状の重症度によって費用は変動します。
包茎手術の術式と費用の違い
包茎手術には様々な術式があり、選択する術式によっても費用が変わってきます。主な術式とその特徴、費用相場を見ていきましょう。
環状切開術(かんじょうせつじょじゅつ)
最も一般的な包茎手術の方法で、包皮を輪状に切除し、残った包皮と亀頭の境目を縫合します。
- 特徴:亀頭が完全に露出した状態になります
- メリット:衛生面での改善効果が高い、比較的シンプルな手術
- 費用相場:5万円〜10万円
亀頭直下法
亀頭の下部分(カリ首)のラインに沿って包皮を切除・縫合する方法で、見た目の自然さを重視した術式です。
- 特徴:美容的な仕上がりを重視
- メリット:自然な仕上がり、カントン包茎の再発防止に効果的
- 費用相場:8万円〜18万円
背面切開術(はいめんせっかいじゅつ)
包皮の背側(上側)にのみ切開を入れる方法で、特に真性包茎の緊急処置として行われることが多い術式です。
- 特徴:包皮の一部のみを切開するため、手術範囲が小さい
- メリット:術後の痛みが比較的少ない、回復が早い
- 費用相場:5万円〜12万円
切らない包茎手術
メスを使わず特殊な器具や装置を使って包皮を引っ張り、固定する方法です。
- 特徴:痛みが少なく、傷跡が残りにくい
- メリット:回復が早い、見た目の変化が少ない
- デメリット:効果が一時的で元に戻る可能性がある
- 費用相場:3万円〜25万円
保険適用で包茎手術を受ける条件と費用
包茎手術が保険適用となるケースと自由診療となるケースがあります。保険適用の条件と費用について解説します。
保険適用となる条件
以下のような医学的な必要性がある場合に限り、保険適用となる可能性があります:
- 真性包茎で、排尿障害や炎症などの医学的問題がある場合
- 嵌頓包茎の状態で緊急処置が必要な場合
- 繰り返し包皮炎などの症状がある場合
一方、以下のような場合は基本的に保険適用外(自由診療)となります:
- 仮性包茎の手術(医学的には「正常バリエーション」とされるため)
- 見た目や衛生面の改善など、美容目的の手術
- 長茎術などの追加施術
保険適用時の費用
保険適用となる場合の費用は、手術方法によって異なりますが、一般的には以下のような費用となります:
- 3割負担の場合:約5,000円〜15,000円
- 診察料や薬剤費を含む総額:約10,000円〜30,000円
ただし、保険適用の場合、手術方法が限定されたり、美容的な仕上がりに配慮した手術を受けられなかったりするデメリットがあることも知っておく必要があります。
6つの人気クリニックの包茎手術費用を徹底比較
ここからは、包茎手術で人気の6つのクリニックの費用を比較してみましょう。基本的な手術費用を表にまとめました。
各クリニックの基本手術費用比較表
クリニック名 | 仮性包茎 | 真性包茎 | 嵌頓包茎 | 切らない包茎手術 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
上野クリニック | 165,000円〜 | 165,000円〜 | 165,000円〜 | 対応なし | 全国展開の大手クリニック |
MSクリニック | 99,000円〜 | 165,000円〜 | 220,000円〜 | 対応なし | アフターケア充実 |
東京ノーストクリニック | 77,000円 | 77,000円 | 対応あり | 33,000円 | 学生向け割引あり |
メンズライフクリニック | 45,000円〜 | 99,000円〜 | 対応あり | 対応なし | キャンペーン価格あり |
ABCクリニック | 55,000円〜 | 110,000円〜 | 165,000円〜 | 対応なし | 明確な料金体系 |
アトムクリニック | 110,000円〜 | 165,000円〜 | 220,000円〜 | 対応なし | 医師の技術力に定評 |
※価格は税込み表示、2025年5月時点の情報です。キャンペーンや個人の症状によって変動する場合があります。
手術術式別の費用比較
環状切開術(基本的な包茎手術)の費用比較
クリニック名 | 費用(税込) |
---|---|
上野クリニック | 165,000円 |
MSクリニック | 99,000円 |
東京ノーストクリニック | 77,000円 |
メンズライフクリニック | 45,000円〜99,000円 |
ABCクリニック | 55,000円 |
アトムクリニック | 110,000円 |
亀頭直下法(美容的な仕上がりを重視)の費用比較
クリニック名 | 費用(税込) |
---|---|
上野クリニック | 198,000円〜 |
MSクリニック | 165,000円〜 |
東京ノーストクリニック | 対応あり(要問合せ) |
メンズライフクリニック | 165,000円〜 |
ABCクリニック | 110,000円〜 |
アトムクリニック | 165,000円〜 |
各クリニックの特徴と評判
各クリニックの特徴や評判を詳しく見ていきましょう。
上野クリニック
特徴:
- 包茎手術の草分け的存在で、累計症例数は40万件以上
- 全国に展開しており、アクセスが良い
- 仮性包茎・真性包茎・嵌頓包茎の費用が一律(症状による価格差なし)
評判:
- 経験豊富な医師による安定した手術が評価されている
- アフターケアが充実しており、術後のサポートが手厚い
- 費用が他のクリニックと比べて高めという声もある
MSクリニック
特徴:
- 東京、横浜、大宮、名古屋、大阪に展開
- 手術と医療費控除対象の費用が明確に分けられている
- 美容形成に特化した包茎手術を提供
評判:
- 丁寧なカウンセリングが評価されている
- 術後の定期検診が無料で受けられる
- 料金がやや高めだが、仕上がりの質に満足している患者が多い
東京ノーストクリニック
特徴:
- 全国34院と広く展開している
- 切らない包茎手術が33,000円からと業界最安値クラス
- 学生向け割引制度あり(環状切開術が55,000円)
評判:
- 価格の安さが魅力と評価されている
- オンラインでの無料相談が可能
- 予約が取りにくいという声もある
メンズライフクリニック
特徴:
- 全国に16院展開
- 包茎専門医による手術が強み
- キャンペーンや割引が充実している
評判:
- カウンセリングから手術までスピーディーという評価
- 45,000円からという価格の安さが魅力
- 術後のアフターケアも無料で受けられる
ABCクリニック
特徴:
- 包茎手術だけでなく、男性の様々な悩みに対応
- 明確な料金体系で追加料金がない
- 術後の経過観察が無料
評判:
- 患者に寄り添った対応が評価されている
- 手術の痛みが少ないという声が多い
- 手術だけでなく、ブツブツ除去などのオプション治療も充実
アトムクリニック
特徴:
- 医師の技術力に定評がある
- 独自の「Narumi式美容包茎手術」を提供
- 詳細な術前カウンセリングが特徴
評判:
- 手術の仕上がりの美しさが高評価
- やや費用は高めだが、技術力に満足している患者が多い
- アフターケアが充実している
包茎手術の費用を安く抑えるコツ
包茎手術の費用を少しでも抑えたい方のために、いくつかのコツをご紹介します。
1. キャンペーン時期を狙う
多くのクリニックでは、定期的にキャンペーンを実施しています。例えば、年末年始や学生向けの春休み・夏休みシーズンには割引が適用されることが多いです。公式サイトやSNSをチェックして、お得な時期を狙いましょう。
2. 学割や紹介割引を活用する
学生であれば「学割」が適用されるクリニックもあります。例えば東京ノーストクリニックでは、学生向けに環状切開術が通常77,000円のところ55,000円で提供されています。また、知人の紹介で割引が受けられるクリニックもあるので確認してみましょう。
3. 一括払いと分割払いを比較する
クリニックによっては、一括払いの場合に割引が適用される場合があります。一方で、高額な手術費用を一度に支払うのが難しい場合は、医療ローンやクレジットカード分割払いなどの選択肢もあります。金利なども考慮して比較検討しましょう。
4. 初診料無料のクリニックを選ぶ
手術費用だけでなく、初診料やカウンセリング料が無料のクリニックを選ぶことも費用削減につながります。多くの人気クリニックでは、初回カウンセリングが無料で受けられるようになっています。
5. 保険適用の可能性を確認する
真性包茎で医学的な問題(排尿障害や炎症など)がある場合は、泌尿器科で保険適用での手術が可能か相談してみましょう。保険適用となれば大幅に費用を抑えられます。
費用以外に重視すべきポイント
包茎手術のクリニック選びでは、費用だけでなく以下のポイントも重要です。
1. 医師の経験と技術
包茎手術は繊細な手術であり、医師の経験と技術が仕上がりに大きく影響します。症例数や医師のプロフィール、実績などをチェックしましょう。
2. アフターケアの充実度
手術後のケアやトラブル時の対応が充実しているクリニックを選びましょう。術後の通院回数や対応期間、緊急時の連絡体制なども確認が必要です。
3. 実績とビフォーアフター写真
多くのクリニックでは症例写真を公開しています。実際の手術結果を確認することで、仕上がりのイメージがつかめます。
4. 口コミや評判
インターネット上の口コミや評判も参考になります。ただし、極端に良い評価や悪い評価だけでなく、総合的に判断することが大切です。
5. カウンセリングの質
初回カウンセリングでは、医師の説明のわかりやすさや、質問への対応、押し売りがないかなどをチェックしましょう。不安や疑問を解消できる環境であることが重要です。
まとめ:あなたに合った包茎手術クリニックの選び方
包茎手術の費用相場と6つの人気クリニックを比較してきました。最後に、あなたに合ったクリニックの選び方をまとめます。
予算で選ぶなら
- 5万円未満で手術を受けたい:メンズライフクリニック(45,000円〜)
- リーズナブルに質の高い手術を受けたい:東京ノーストクリニック、ABCクリニック
- 予算より仕上がりを重視したい:上野クリニック、アトムクリニック、MSクリニック
症状別におすすめのクリニック
- 仮性包茎:どのクリニックでも対応可能ですが、コストパフォーマンスを重視するならメンズライフクリニックがおすすめ
- 真性包茎:技術力が重要になるため、上野クリニックやアトムクリニックがおすすめ
- 嵌頓包茎:緊急性が高いため、24時間対応している上野クリニックがおすすめ
地域別におすすめのクリニック
- 首都圏:6つのクリニックすべてが選択肢になります
- 地方:上野クリニック、東京ノーストクリニックは全国展開しているため選択肢が広がります
包茎手術は一生に関わる大切な手術です。費用だけでなく、医師の技術力やアフターケア、クリニックの評判なども総合的に判断して、自分に合ったクリニックを選びましょう。不安なことがあれば、まずは複数のクリニックで無料カウンセリングを受けてみることをおすすめします。